浜松で撮影した朝倉さやの後ろ姿
  
熱海で出会った神様の話。
 
 
スピリチュアル体験とまでは言わないけど、そういうの結構あるんです。近しい知り合いだけで同じ誕生日が5人くらいいたり、つい最近も介護用品を持ってきてくれた会社の子が2人いたんですが、なぜか気になって片方にばっかり話しかけてたんですね。そしたらその子の出身地が八尾でまるっきり同じ。渋谷でこんなことないですからね。こういう体験は、実はがんが再発して「生きること、死ぬこと」を心の底から意識し始めてからなんです。
  
そんな中の一つの話。
 
体調はもう長年の抗がん剤と副作用、お腹は永久に痛いし、日によってはお尻から血が出てるぞみたいな。それよりもCTのたびに「これが効かなくなってたらどうしよう。。。」という恐怖がすごかった。効かなくなるってのはすなわち死を意味しますから。
 
音楽はそんなメンタルから逃げられる集中の場でもあり、温泉は2週間に1回(2泊3日)の入院を癒す大事な場でした。そしていつも通り(?)、Mac Book Proとヘッドフォンだけもって、熱海に行ったんです。温泉でなんとか復活させて、無理やり力を維持させて完成させるみたいな感じ。
 
古今唄集のMVはほとんど温泉地で編集したんじゃないかな。
■からめ節 -Future Trax- / 朝倉さや 古今唄集
 
 
 
熱海自体はもう何度も来ていて、もう宿を探すのもめんどくさいからいつもの定宿。(源泉で日本お布団、和室ってのがつまるところいいよね〜)旅館飯は頼まないで地元のとん一か、馴染みのお寿司屋さん。(コロナで閉まっちゃいました。思い出のお店がどんどんなくなっていくね。)
それでお風呂も入って浴衣を着てうつぶせ。枕の向こうにMac Bookって感じで、ヘッドフォンつけずに作業してたんです。そしたらいきなり左の方、頭から30cmぐらいの距離感で、はっきりこう聞こえたんです。
 
「お前、誰に生かしてもらってるか、よう考えた方がいいよ。」
え?!ってビックリしてふと顔を上げたら誰もいないんだけど、目の前に床板があって立派な銅像(置物)があるんです。部屋は暗いんだけどMacだけは煌々と光っている。よく分からなかったけど感覚的にこの方かな?と。不思議と怖くもなくそのまま眠って朝に改めてちゃんと見た感じでした。
 
で、次の日か品川からタクシーで事務所に直行。そのまま乗ってれば10分以内で自宅なんだけど道中だから降りる感じ。そしたら事務所の壁に昨日の方がいらっしゃるんです。ちょっと名前分からなかったんですけど、後で調べたら七福神の布袋様なんですね。
 
事務所の布袋様は鬼木さんから頂いた絵で、自分が再発した時にわざわざ沖縄の画家さんに頼んで書いてもらったと。それで頂いたっていう大事な絵なんですね。スタレビをずっと守ってきたっていう事実と何より人柄。自分の尊敬する人なので、より大事って感じの。
(ちなみに朝倉さやがツアーで札幌北海道、名古屋に行けたのは鬼木さんパワーが大きくて、名古屋の終わり、両親を温泉に招待できたという人生の思い出までもらってしまいました。)
そういうのも合わせて、これは忘れていいメッセージではないなと。改めて絵を見たらだいじょうぶと書いてあります。
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からめ節 -Last Song-に書いたエピソードは、この話です。
■からめ節 -Last Song- / 朝倉さや Life Song 
 
 
 
上のからめ節 -Last Song-に、シンガーで 作詞家の加藤哉子さんからあたたかいメッセージをいただいたんですね。まさに凛とした勇気付けられるような言葉で、もうそれは嬉しかったです。
■トキノカケラ - Crystal Kay (作詞 : Kanako Kato 作曲 : solaya)
 
 
 
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